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LOUD PARK 16 ライブレポート 其の6 16.10.9

これがまた、SYMPHONY Xが素晴らしかった。
超絶技巧の演奏。
ゴツいヴォーカルのパワフルなパフォーマンス。
仮面を付け替えながら歌ったりと観るものを飽きさせない工夫がある。
あと、ウマイのねヴォーカルがさ。
野太い声と高音シャウトを使い分けて、しかもどちらもよく出る。
これは素晴らしい。
今思えば、最後まで観るべきだったけれど、AMORPHISを観るためにEXTREME STAGEへ移動。

AMORPHISは、例の変なマイクを使ってなかったな。
何でだろう?
一番聴きたかったDeath Of A Kingがプレイされる前に移動。
悔しいが仕方がない。
今回最も観たかったDIZZY MIZZ LIZZYがこの後控えているのだから。

はい、というわけでDIZZY MIZZ LIZZYだ。
今年のラウパの予習をしていくうちに、何だかとても好きになってしまったこのバンド。
すんごい楽しみにしてたのだ。
ヤスナリオさんが言っていたが、何でも人間椅子ファンがDIZZY MIZZ LIZZYを好きになるパターンが多いそうだ。
確かに、共通点多死!

結構早めにステージ前に着いたので、セッティングしてるとこも見たんだけど、モニターをいくつも吊り下げて、かなり豪華なセットで演るみたいだ。
伊藤政則のロックTVで聞いたとおり。
最後には幕まで降ろされ、否が応でも期待が高まる。

01 Phlying Pharaoh
新作のオープニングを飾るインストで、これがまたカッコいいんだ!
是非聴きたいねと知人と話をしていたところだったので、感動的ですらあった。
そして、幕はまだ下ろさず、後ろからスポットライトを当て、シルエット状態での演奏。
この演出がまたかっこいい。
サイコーだよ!

02 I Would If Could But I Can’T
幕が下り、三人のご尊顔を拝み、花火が一発!
この演出で今年のラウパのトップ賞は彼らに決まりだ。
新作の中でも最も印象深いキャッチーな1曲。
親しみやすさの中に知的な雰囲気が混ざり、それでいてどこか切ないという、何とも独自性のある音楽性。
これが長々と活動休止していたバンドの音なのか。
あなすさまじ。
しかしウマイなこのバンド、スタジオ盤と全く変わらぬクオリティ。

03 Waterline
1stの名曲。
その理知的な構成と、一度聴いただけで忘れられなくなる中毒性の高いメロ。
初めて聴いたときははっきり言ってびびった。
アルバムよりも前奏を長めに取ってのスタートだ。
しかし、よくこんなヘンテコなメロ、思いつくなぁ。
それにしても、これがたった3人の出している音か。
厚みがスゴイ。

04 Barbedwired Baby’s Dream
まあ、どれも似てるっちゃあ似てるのかな、彼らの曲は。
どこが似てるのかと問われれば非常に答えにくいのだが、心がざわっとするような雰囲気がどの曲にもあるよね。
拍子がひねってあってうっすら知的さを纏うあたりとか。
ヘンテコなのに覚えやすいメロディとか。
というわけでこの曲も完全なるDIZZY節が炸裂の良曲なんである。

05 Find My Way
この曲もメロが切ないー。
ぜひ一人ぼっちに聴いて欲しい。
しかし天才的な構成だな。
何だかさっきから具体的な褒め方を一回もしてないような気がするけれど、とにかく彼らのセンスに脱帽なんすよ。
この曲はどこが聴きどころで、とかじゃなくて、通して最初から最後まで、すべての曲が良いんすよ。

06 Forward In Reverse
新作の2曲め。
うむ、どちらかと言うと、ホントどちらかと言うとだけど、多少地味な1曲かな。
少し楽しい雰囲気のコード進行。
メロや構成の凝りようは今までと変わらず。

07 Brainless
これまた新作より。
うむ、しっかりとDIZZY節が感じられる1曲。
久々のアルバムなのにこの「節」が感じられるってのが驚異的なのだ。
とはいえ、やはり少し、ホントにすこーしだけれども、地味な印象かな。
他の化け物級の楽曲に比べたらね。

08 Rotator
いやー、カッコイイわこの曲。
DIZZYのなかではかなり激情系の曲かな。
特にサビの盛り上がりっぷりといったらないよ。
これも変なメロなのに、一発で耳に残る。
天才の仕業。

09 Silverflame
バラード。
DIZZY MIZZ LIZZYは静かな曲もたまらん。
この曲の切なさなんか、彼らの中でもトップクラスではないか。
中盤はいつものヘンテコなメロディで、これがまたいい。
センスのど塊。
客に歌わせる場面があるけど、残念ながら歌詞までは覚えてないや。

10 Love At Second Sight
新作より。
これも印象に残る1曲だ。
しかしリフが、実に耳に残るねぇ。
どうなってるのコレ。
彼らはそんなに、ステージ上では派手なパフォーマンスはせずに、淡々と演奏するタイプなのだが、それがますます怜悧な印象を強める。
かっこええわー。

11 Made To Believe
コレまた新作より。
いい雰囲気だ。
何なんだろうこの比類のない感じ。
メタル界にはこういう音のバンド、いなくない?
メタル以外にはいるのかなぁ?
サビの変拍子も癖になるー。

12 Glory
伊藤政則が「やられた」というほど評価するこの曲でシメ。
メロディーや変拍子、切ない雰囲気、そして盛り上がり、最後の転調。
総てが最高水準で文句なしの1曲。
完璧でないか、この曲は。
ふとした瞬間に頭に浮かんでくるほど強烈なメロは特筆モノ。
すごいすごいすごい、すごい!

というわけでお腹いっぱいで大満足。
曲や演奏技術から、演出まで総てがベストなステージでした。
大ファンになってしまったよ。

さて、DARK FUNERALを遠目で見ながらビール&夜飯。
大トリのWHITESNAKEに備えるのだ。

ULTIMATE STAGEに移動。
WHITESNAKEが始まる。
さすが大御所、すごい人気。

デヴィット・カヴァーデイルは歳のせいか、高音はあまりでなくなっているようだが、迫力は十分。
ドラムの方、高齢だろうにドラムソロを素手で叩く姿は圧巻だった。
胸が熱くなったよ。

予習が不足しているせいか、知らない曲も多かったが、半分弱はわかったかな。
ラストのDEEP PUROLEカヴァーはしびれた!
バーーーーン!って長く伸ばして叫ぶの、こんなに楽しいのな。

というわけで今年のラウドパークも終了。
寂しいけどまた来年だ。
考えてみれば1年の半分くらいはラウドパークを楽しみに生きているのだ。
第1弾アーティストが発表されてから、タイムスケジュールが発表されるまで、色んなバンドを予習するのも楽しい。

来年のヘッドライナーは誰かなあ?
今年はスラッシュメタルが少なかったから、来年はどどっと来そうな気がするな。
何にせよ、命ある限りLOUD PARKに行き続けるぞ!

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